マンガ ことはの心理相談室

臨床心理士が描く心理療法マンガ

相手への印象を良くする方法~ゲインロス効果~

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ネガティヴとポジティブの落差が大きいほど、好印象度が上がるという…。
いわゆる「ギャップ萌え」です。

社会心理学者エリオット・アロンソンが行った実験では、
以下の四つの態度のうち、
どの態度をとった人が最も好印象にうつるかを調べました。

・最初「デレデレ」から後に「ツンツン」した態度をとった人、
・「デレデレ」→「デレデレ」
・「ツンツン」→「ツンツン」
・「ツンツン」→「デレデレ」

この4つの中で、一番良い印象を抱かれたのが
「ツンツン」→「デレデレ」という態度をとった人
だったそうです。


最初に悪印象を与え、後に好印象を与えた人が
必要以上に良い印象を与える…、
逆に
最初に好印象だった人が後に悪印象に変わる、
というのが、最も評価を下げるそうです。

なので
大事な人と付き合うときは、
良い印象を残そうと最初から気張るより
最初は自分をよく見せようとせず、
徐々に良い面も出していく方が
結果としては良い、ということでしょう。

付き合い始めてから
「こんな人とは思わなかった!」
なんて相手にブチ切れられるより、
最初に自分を低く見せておく方が
「意外といいところあるんだ…」なんて
感動されることも。

ちなみに僕は
一見優秀な人間に見えるらしく、
なので勝手に周りに期待されよって来られ、
そんなに優秀じゃないことが周りにわかると
徐々に人が離れて行く…ということが多かったのです。

なので
あまり自分を良く見せようとしない方がいいのだと
悟りましたし、
本当のところ、
その方が楽です。

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