

ギリギリギリギリ…
以前、歯ぎしりをしていた時期がありました。
歯ぎしりとは
眠っている間、
上下の歯を強い力でこすり合わせている状態で
「ギリギリ」などの音を立てる特徴があります。
もちろん自分ではなかなか気づきません。
家族に言われて知った次第です。
昔、友人とホテルに宿泊した時
夜中に妙な音がするので目が覚め、
音源を探すと友人の歯ぎしりだった、
ということがありました。
人間の体から出ているとは思えない程の奇妙な音で
聞いていて気持ちのいいものではありませんでした。
顎の関節にも悪く、歯が欠けたりすることもあるそうなので、
何とか治そう。
そう思い調べてみると、
原因の約9割がストレス。
それも
「無意識に抑え込んでいる怒り」の表れなんだとか。
(「無意識に抑え込まれている怒り」か…)
なぜ怒りが意識されないのか?
「素直に怒りを認めるのが悔しい」
「恥ずかしい」等の諸事情で、
意識の検閲に引っ掛かり、無意識下に引っ込められたのだろう。
(じゃあその怒りを表に出せば、
意識していない時に出ることはなくなるわけだ。よし、
原因になるものがなかったか思い出してみよう…)
そして思い出したのが、
大学院の同期達との同窓会!
そこで、
院生時代から何かと僕を目の敵にし、
自分の望み通りに相手が振舞わないと
『私は傷つきやすいのに』と被害者モードになる女子に再会。
同期達の前で
「乙生さんって昔、私をよくいじめてたわよね~」
と言いまくられたのだった。
(院生時代、彼女が苦手で僕が避けていた)
せっかくの同窓会
波風を立てたくなかった僕は、
ただただ早くこの時間が過ぎされと、
何も言わず過ごしたのだった。
(あの件か…あのクソ女め…)
さてこの怒りをどう表出しよう。
嫌なことがあっても言い返せないタイプなので、
大声で「バカヤロー」と叫ぶようなことは僕的に無理。
う~ん…。
「そうだ!僕は今、ビリーズブートキャンプに入隊中だった!」
当時、僕は流行りの
「ビリーズブートキャンプ」のDVDを
毎晩見ては体を動かしていた。
(キックボクシングの動きを中心にした短期集中型エクササイズ。
2005年に発売されDVDは150万部のヒット)
エクササイズ時に
ビリー隊長がパンチを指示すれば
あの女を思い浮かべパンチ。
キックを指示すれば、
同じくキック。
キック、キック、キック、パンチ、パンチ、パンチ…
「このクソ女ー!」
「訳わからんことぬかすなー‼」
「どつくぞオラァーっ」
慣れるに従い
声も自然と出てくるようになった。
怒りを表出するのが心地よかったのか、
これを3日間した後、歯ぎしりが消失。
有難う!ビリー隊長。
体重はともかく、歯ぎしりがなくなったよ。
マウスピース代(1万円強)は無駄になったけどね。
victoryビクトリー‼

周りに気遣って怒りを抑える、
それは人としては立派なことだと思います。
でも、
「自分の気持ち」はいつだって
分かってもらうことを望んでいます。
「怒り=悪い」と思って無視したりせず、
気づいてあげましょう。
でないと、歯ぎしりのような、
思わぬ形で出てきてしまいますからね。
「ブートキャンプはきついからそんなの出来ない~」
という人は、
ピコ太郎のppapでも良いと思いますよ。

